手羽ね竿

やっちゃったぁ……。

ヤフオクでまた和竿を落札しちゃったよ。

今回はガチな結果となってしまった。

最近で3本目。

前2本は送料込みで3,000円程でしたが、今回は着払いで1諭吉を軽く超えたね。

 

 

もう2諭吉だよ……。

ん~

どんまい!。

これを作った「東盛」と言う職人さんはあの世の方ですし。

和竿文化の一端を確保したと思えばお安いもんです。

さてこの和竿。

昔はリールなんてなかったから、この杭の部分に糸を巻いてました。

 

 

白い所ですね。

象牙で加工されてるんですよ。

そして竹の節を全て抜き、そこに糸を通して使います。

だからちゃんと穂先の先から糸が出せます。

 

 

補強で金属のパイプが取り付けてあります。

繋ぎ目は絹糸巻いてから、梨地漆を塗った簡素なもの。

東作塗りとも言われてました。

このタイプの竿は主にハゼ釣り用なんですが、僕がわざわざこの竿に手を出したのはシロギス用の竿だから。

ハゼ釣り用の穂先の材料は通常布袋竹を使います。

でもこの竿には矢竹もしくは丸節竹が使われているんですね。

 

 

この黒く塗られた物が穂先材です。

実物を見てみないと布袋と丸節の違いを確認出来ない。

布袋竹のハゼ釣は既に竿辰さんと竿孝さんの物を持っています。

以前自分で作ったハゼ竿もありましたけど、それは恩師に差し上げてしまいました。

今年はそれらの竿持って、近所の海でハゼ釣りをするつもりなんです。

楽しみです。