ピアノの練習を一生懸命やりつつ、懐中時計のオーバーホールの練習もしています。
この1ヶ月で何個の懐中時計を闇に葬ったか……。
みんな、スマン。
でも生還させられたヤツもありましてね。
初めて生還出来たのはTAVANNESと言う、スイスのメーカーの懐中時計でした。
理屈抜きで嬉しかったんですけど、ただ裏蓋のメッキ剥がれが酷いんです。
これをなんとかしたいと思いまして、職場でファラオ尾形と試行錯誤していました。
ねっ、酷いでしょ。
結論から言うと、懐中電灯を魔改造して電気的にメッキが出来るのでは?と。
そしてファラオ尾形が手際よく、魔改造してくれて準備が整いました。
黒いワニ口にメッキしたい物を挟み、赤いワニ口にフェルトを付けてメッキ溶液を染み込ませます。
それをメッキしたい物に擦ると電気メッキが施されます。
途中の説明を省いてしまいましたが、なんとかメッキを施せました。
正直メッキのクオリティとしては10点ですが、僕の満足度は90点を超えています。
理屈では可能と思っていた電気メッキが、実際に出来たのは感動でした。
ちなみに銅メッキを施してから、ニッケルメッキを施しています。
ちょっと夏休みは過ぎてしみしたが、大人の自由研究は無事に終わりました。
これで職場の取っ手やらのメッキ接がれを、一時対応で何とか出来る事となりました。
化学って凄い!。